田舎の夏を満喫!本格流しそうめんの作り方!

夏といえば流しそうめん!実家に戻った時によくやる流しそうめんについて、セットの作り方と楽しみ方について紹介します。これをやった時に子供のテンションの上がり方が普通に家で茹でて出す時と格段に違うので、少し手間がかかりますが、親子で一つのものを作りあげると絆が深まりますので、よかったら是非挑戦してみてください。

用意するもの

①竹

これがないと始まらないわけですが、半径が小さすぎるとその後の工程に支障をきたすため、なるべく半径が10センチ程度のものを用意しましょう。竹の長さによっては私の場合、実家が山と田んぼと畑に囲まれた、典型的な田舎ということもあり、家の周りに多くの竹が自生しているのでそれを使います。そうめんの通り道をどれくらい長くするかにもよりますが、我が家でやる時は5、6メートルの長さの通り道を作ります。複数の竹を組み合わせて作るので4、5メートルの竹が2、3本もあれば十分だと思います。切り出す時、竹の節が切断部分から10センチほどのところにあるのが良いです(後の工程でこの一手間が効いてきます)。

②ノコギリ

竹を切り出す時に必須アイテムです。ナタの扱いに慣れている人はナタでも良いと思いますが、あまり慣れていないと、最初に竹を切り出す時に一撃目をミスする可能性が高いです。慣れた人は一撃で切り倒しますが、私の場合、年に1回この作業をやるかどうかというレベルなので、ノコギリを使って切り出します。

③ナタ

切り出してきた竹を半分に割る時に使います。

③ハンマー(金槌)

これは切った竹の節を落とすのに便利なので、用意して起きましょう。ただ古い金槌は錆びていることが多く、そのまま使うと竹に茶色い錆びが付着するので、その場合は間にタオルやいらない布をおいて錆びが付着するのを防ぐのも良いと思います。

④麻紐

縄については廃品回収等で縛る時によく使うビニールの紐等も試しましたが、麻の材質の紐が一番使い勝手が良いです。何故かというと、麻は水に濡れるとより縛りがきつくなるので、竹と結んでも滑らないどころか、強度を増していくわけです。普通に100円均一でも売っていたと思うのですが、ホームセンターで買う場合は紐の直径は細い方が使い勝手が良いので、なるべく細いものを選びましょう。

⑤大きめのざる

最後に流れ落ちてきたそうめんをキャッチするために使います。皆の腹が満たされた終盤はかなりの量のそうめんが流れ落ちてくる可能性が高いので、なるべく大きめのものが良いです。

⑥洗面器

100円均一で売っているもので良いのでとにかく新品を選びましょう。ざるを受けるために使います。

⑦ホース

水道の蛇口から作った器具に水を流すための必須アイテムです。

作り方

①切り出してきた竹を2メートル弱くらいの長さに切断する

②なたで半分に割る

この時のポイントとしては下の半径が大きい方を上にして(自生している時と天地が逆)真ん中めがけてナタを振り下ろします。切り込みが浅くてもそこまで気にしなくて良いです。この時のポイントとしてはとにかく竹が真っ二つに割けるように底面の真ん中に切り込むことです。そして切り込めていればあとはナタの背中の部分をハンマーで叩いて下までそのまま叩きながら進みます。この作業が終わると半分に割れた竹が4本できている状態になります。

③竹の節をハンマーで落とす

この時に先述の通り、ハンマーが錆びている場合は茶色い錆びが竹に付着してしまうので、布やタオルを使ってうまくカバーしながら節を落としていきましょう。

④竹を紐で縛る

この時に一番最初に説明した、竹を切り出す時の節が大きな役割を果たします。半分に割った竹は順に上に重ねるようにして先端10センチのところを縛っていきます。この時、節がストッパーの役割を果たしてくれます。このようにして半分に割った竹が4連でつながります。この連結した竹がある程度耐久力があるかは水を流して試してみると良いと思います。

⑤高低差をつける

この高低差が無いと水は当然流れないので、脚立や背もたれの高い椅子等を使って高低差を作りましょう。この高低差をつける作業は場所によって使えるものが違うので、アイデア勝負です。私が実家でやる場合は物干し台を使ったこともあります。物干し台の場合は工程差がきつくなりますので、麻紐を長めに切って端と端を結び楕円形にした状態で、片方を物干し台にひっかけ、もう片方で竹を吊るすことによて高低差を調整したりしていました。

⑥ざると洗面器を一番下流の竹の切れ目にセットする

⑦竹で器を作る

これは切り出してきた竹の余りを使っても良いですし、新たに切り出してきても良いと思います。尚、この時のポイントは節を上手く使うことです。1つの節で1つの器しかできないのでそのことを念頭に竹をカットしていくと良いと思います。この作業は子供が特に喜びます。器を自分で作る経験は他ではほぼ無いので。時間がある時は竹で箸を作っても良いです。小学校高学年くらいの子供は竹とんぼを作ったりするので、意外と器用に作ります。但し子供にさせる時は怪我には十分注意してください。

楽しみ方

①そうめんの量、茹で加減、めんつゆ、薬味はお好みで!

我が家は生姜とネギは必須アイテムです。

②流す役の人は流す時に掛け声を忘れずに!

③前の人は後ろの人にも気配りを!

ここで結構人間性が出るので、大人は「これが大人だよ」と器の大きさをを子供に示すチャンスです。

④ポジションはローテーションで!

最初は子供を真ん中の方に並ばせてあげる方が良いと思います。大人がそうめんのすくい方を見せてあげて、慣れてきたら前の方に並ばせてあげても良いと思います。

 

以上、簡単ではありますが本格流しそうめんの作り方についての紹介でした。共同作業はその場の人間の一体感も高まり、絆も深まります。また試行錯誤しながら知恵を出し合って作業していくと、思わぬ所で新しい発見があったりします。普段使い慣れない道具を使うので、くれぐれも安全面には気をつけて、楽しんでください!

 

 

 

 

 

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